古いから壊して建替えするしか方法はないと言われました。本当に壊すしかないのですか?
建物を検査したうえで言われましたか?
当方では、建物を診断・検査したうえで最終的な判断をお伝えしています。まず建物の構造など調べてから、判断することが必要です。構造に大きな問題がなければ壊さなくても再生する方法はあります。
高気密高断熱が話題だけれど、古民家にも必要ですか?
冬場をより快適に過ごすためには、断熱性は必要かもしれませんね。しかし、気密性は、建物が呼吸するように考えられた古民家には適しているとは言いきれません。
日本古来の家はもともと、夏をいかに涼しく過ごすかに重点が置かれています。日本の気候と生活の仕方が、冬場の寒さは局所暖房で凌げるものの、夏場のじめじめした暑さは凌ぎにくかった為です。じめじめした夏を快適に過ごすために紙や壁で湿度を調節し、風通りの良い建物にしていました。
一方、高気密は、在来工法が住宅の工法の主流になり、その工法の断熱性を上げると、湿気が逃げにくく溜まりやすいというデメリットを解消するために必要になった考え方です。
私どもは、建物自体が持っている個性を見たうえで、プラスアルファでどの性能が必要かを判断できる古民家専門店ですので、建物とお客様の悩みに合わせた解決法をご提案出来ます。
間取りの変更でどこまで可能?
間取りの変更は建物に重要な柱を残した範囲で住みよくすることは可能です。それと合わせて、昔には無かったパソコンなどの電気製品などに必要な電気配線から見直し、水道やボイラーなど水回り、キッチンもIHヒーターなど取り入れて、建物自体は良いところを残し、住みやすさは現在の生活に合わせたご提案をしています。
5回面談してからでないとプランニングしてくれない?
家は、生活の大半を過ごす大切な場所です。私どもは、建てるだけでなくその後も建物のかかりつけ医として一生のお付き合いと考えております。
その為には、お互いの信頼関係をはじめ、建物の状況やご家族の生活スタイルなどを事細かく理解し本当にお客様の満足できる家をご提案させていただくための時間を頂いております。
知り合いに大工がいるんだけれど、改修はそっちに任せてもいいですか?
お知り合いに信頼できる方がいらっしゃるのであれば、それに越したことはありません。
ただ、古民家の改修や耐震補強などに関しては、特殊な知識と技能が必要です。間違った施工を行うとかえって危険になってしまいますので、施工をお願いする前に確認していただきたい項目があります。打ち合わせの際にお気軽に仰ってください。
建具の入れ替えや、キッチンの入れ替え等、部分的に直したい場合にも対応してもらえますか?
もちろん、対応させていただきます。「木製建具を建築当時の状態に戻したい」「古くなったキッチンや浴槽を新しくしたい」など、これまでも部分的な補修や改修を行っています。
お気軽にご相談ください。
沢山直したいところはあるのですが、予算が心配です。
面談の際に、お客様のご要望・ご希望を一通りお伺いいたします。その後、全てのご要望やご希望の優先順位をお客様の生活スタイルをお伺いしながら一緒に立てていきます。
プランを作成し、概算の見積もりをご確認いただいた後ご予算に合うように改修内容などを一緒に見直していくという手順を踏んでいます。
天井・床・壁など、徐々に直したいと思っているのですが、可能ですか?
徐々に直すことも可能ですが、改修内容によっては一度に直したほうが費用が抑えられる場合もあります。
事前に、今後の改修予定も合わせてご相談いただければ、お客様に合ったプラン改修方法を提案させていただきます。